midiケーブルとは？初心者向け完全ガイド共起語・同意語・対義語も併せて解説！

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岡田康介

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midiケーブルとは

まず結論からお伝えします。midiケーブルは音をそのまま伝えるケーブルではなく、楽器や機材同士を「操作情報」でつなぐための道具です。

MIDIとは Music Instrument Digital Interface の略で、ノートの有無や強さ、音色の変更などの命令をデジタル信号として送る仕組みです。この信号をやり取りするのが MIDIケーブルの役割です。したがって、MIDIケーブルを使っても音そのものはケーブルを通して出てくるわけではなく、受け側の機器がその信号を解釈して音を鳴らします。

MIDIケーブルの基本的な仕組み

多くの機器は DIN5 という丸い形の5ピンコネクタを使っています。実務的には ピン4とピン5がデータのやり取りを担います。ピン2は機器間のアースや信号安定性のために使われることがあり、他のピンは使われないことが多いです。接続は通常 MIDI OUT から MIDI IN へ、必要に応じて THRU を使って連鎖接続します。

実際の使い方と注意点

楽器や音源を接続する手順は次のとおりです。1) MIDI OUT のケーブルを楽器側に刺す、2) MIDI IN に受け側を刺す、3) 同じチャンネルを設定する、これでデータが送信されます。音を鳴らすためには音源側が受信してノートオンメッセージを解釈します。なお音声信号は別のケーブル（例: 1/4インチのTS/TRSケーブルやUSBオーディオインターフェース）で伝えます。

ケーブルの長さと品質の目安

長さが長くなると信号の劣化や遅延の可能性がわずかに増えます。実務では 10メートル前後 までのケーブルを選ぶ人が多いです。安価な低品質品よりも シールド付きのケーブル を選ぶとノイズの影響を減らせます。完全に音源をデジタル信号で制御したい場合は USB-MIDI や Bluetooth MIDI など代替の接続も検討しましょう。

基本情報の比較表

able>項目説明規格DIN5 の5ピンケーブルが一般的用途楽器間や機材間の信号伝達伝送データノート命令やコントロールチェンジなどのMIDI信号長さの目安3〜10メートル程度が現実的ble>

USB MIDI との違いと選び方のポイント

最近は USB MIDI という接続形態も多く見られます。USB MIDI はケーブル1本で電源供給ができる利点がありますが、本質的な MIDI 信号の仕組みは従来の DIN ケーブルと同じです。つまり「音を運ぶのは USB か DIN か」ではなく「信号をどう伝えるか」という点で選ぶとよいです。機材同士の互換性、現場の接続順序、チャンネル設定を確認して選びましょう。

まとめ

結局、midiケーブルは音を運ぶケーブルではなく操作情報を運ぶケーブルです。機材同士を正しくつなぎ、同じチャンネルと正しい出力入力を設定することで、ステージやスタジオでスムーズに演奏データをやり取りできます。

midiケーブルの同意語

MIDIケーブル: MIDI規格に対応した5ピンDINコネクタを用いた、楽器や機材間で音楽データを送受信するケーブル。主にアウトとインの接続に使われます。
ミディケーブル: MIDIケーブルの表記ゆれ。5ピンDINコネクタを使い、機器間のMIDI信号の送受信を行うケーブル。
MIDI用ケーブル: MIDI機器同士を接続するためのケーブル。MIDI信号の伝達を目的とした仕様のケーブルです。
MIDI信号ケーブル: MIDI信号を伝えるためのケーブル。5ピンDINコネクタを備え、MIDI規格に準拠します。
5ピンDINケーブル: 5つのピンを持つDINコネクタを使用するケーブルのうち、MIDI用途として多いもの。MIDIの標準コネクタです。
5ピンDINケーブル（MIDI用）: 5ピンDINのケーブルで、MIDI機器の接続に使われる仕様のもの。
DIN5ケーブル: DINコネクタの5ピンタイプを用いたケーブル。MIDIの初期規格で用いられる接続形態のひとつ。
DIN-5ケーブル: DINコネクタの5ピンを備えたケーブル。MIDI機器の接続に使われることが多い表現。
DIN5ケーブル（MIDI用）: 5ピンDINコネクタの、MIDI機器接続用ケーブルという意味の表現。
ミディ信号線: MIDIの信号を運ぶ“線”としての表現。通常は同じ5ピンDINケーブルを指すことが多いです。
ミディデータケーブル: MIDIデータを伝送するケーブル。実質的にはMIDIケーブルの別称として使われることがあります。

midiケーブルの対義語・反対語

アナログケーブル: MIDIケーブルはデジタルデータを伝送するための規格ですが、アナログケーブルは音声やアナログ信号をそのまま伝送します。デジタルデータを扱うMIDIとは伝送の性質が異なる点が対義になります。
無線MIDI: MIDI信号をケーブルで伝送せず、無線で送る方法です。MIDIは通常ケーブルでの接続を前提としますが、無線はその前提を崩す対義的な概念です。
USBケーブル: MIDI信号をUSB経由で伝送する方法。物理コネクタや伝送規格が異なり、5ピンDINのMIDIケーブルに対する別系統の伝送経路です。
光デジタルケーブル: 光ファイバーを使ってデジタル信号を伝送するケーブル。MIDIの専用ケーブルとは別の伝送路である点が対照的です。
オーディオ用アナログケーブル: 音声信号をアナログで伝送するケーブル。MIDIはデジタルデータを伝送するため、伝送対象と形式が異なります。
Bluetooth MIDI: Bluetooth機能を使ってMIDI信号をワイヤレスで送受信する方法。ケーブルを介さない点が無線MIDIの一種であり、従来の有線MIDIの対極です。