カアバ・とは？初心者にもわかるイスラムの聖地ガイド共起語・同意語・対義語も併せて解説！

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岡田康介

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カアバ・とは？

イスラム教の聖域の中心にある建物、それが カアバ です。名前の意味はアラビア語で「立方体」です。世界のムスリムが祈りの際に向く方位の中心として尊重され、信仰の象徴として大きな役割を果たしています。

場所と歴史

カアバはサウジアラビアのメッカにあり、メッカのグランドモスクの中に建っています。古代の伝承ではアブラハムとその息子イシュマエルがこの場所を建てたとされ、長い歴史の中で多くの巡礼者にとって特別な意味を持ってきました。現在でも世界中のムスリムがこの場所を心の拠り所として捉えています。

構造と特徴

外側は黒い布で覆われており、キスワと呼ばれる装飾布で覆われています。布の下には特別な内装があり、内部は比較的シンプルな構造です。外観の東側の角には黒石（アル＝ハジャル・アル＝アスワードと呼ばれる聖石）が嵌められており、巡礼者が可能な範囲でそれに触れようとします。

礼拝の意味と儀式

ムスリムは世界中どこにいても カアバの方角 に faceして礼拝します。日々の祈りの向きとしての役割だけでなく、ヒジャージュと呼ばれる巡礼の中心的な場所でもあります。巡礼時には周回儀式である タワーフ をカアバの周りを反時計回りに7周行います。これは信者の結束と神への帰依を象徴する重要な儀式です。

現代の意義と理解

現代社会でも カアバ は宗教的・文化的な象徴として世界中の信者に影響を与え続けています。管理は主にサウジアラビアの機関が担い、毎年新しい キスワ が取り替えられ、清浄さと尊厳が保たれています。なお、カアバ自体を崇拝の対象とするのではなく、神の家としての高い意味を持つと理解されるべきです。初めて理解する人にとっても、祈りの方向や巡礼のイメージを知ることは、イスラム世界への理解を深める第一歩になります。

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カアバの同意語

カアバ: イスラム教の最も聖なる建物。メッカの中心にあり、黒い石で覆われた立方体の聖殿。巡礼（ハッジ）や日々の祈りの際に向く祈礼の方向（キブラ）の基準となる。
カーバ: カアバの別表記（同じ対象を指す）。意味・役割はカアバと同じ、メッカの聖殿。
アル＝カアバ: アラビア語名の正式表記。直訳は“聖なる建物”。カアバと同じ対象を指す。
黒立方体の聖殿: カアバの外観を表す説明的名称。黒い石で覆われた立方体の聖殿のこと。
メッカの聖廟: メッカにある最も聖なる廟を指す別称。カアバを指す言い換えとして使われることがある。