モノフォニー・とは？初心者にもわかる音楽の基本と違いを解説共起語・同意語・対義語も併せて解説！

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岡田康介

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モノフォニーとは？初心者にもわかる音楽の基本と違いを解説

モノフォニーとは、ひとつの旋律（メロディー）が主体となって進む音楽の形態です。複数の楽器や声が同じ旋律を同時に演奏・歌唱することもありますが、基本的には「同じ音列の繰り返し」が中心になります。

この言葉は音楽理論でよく使われ、メロディーが主役で、伴奏は控えめな役割を果たします。例えば昔のグレゴリオ聖歌は典型的なモノフォニーです。聴こえるのは一つの旋律だけで、同じ旋律が重ねられることはほとんどありません。

モノフォニーと似た言葉に「多声（多声部）」や「和声的な構造」があります。多声は同時に複数の独立したメロディーが鳴る状態、和声は伴奏や和音によって旋律を支える状態です。モノフォニーはこの二つとは違い、聴き手にとって聴覚の中心が一つの音列である点が特徴です。

歴史的には、中世の教会音楽や民謡の中にモノフォニーのスタイルが広く見られました。現代でも、ボーカルデモやアカペラの曲、初期の民謡などでモノフォニー的な響きを意図的に取り入れることがあります。

特徴と違いのポイント

特徴1：主旋律が中心、伴奏は和音の支え程度です。

特徴2：同時に鳴る音が一つの旋律に揃って聞こえます。

対して、ポリフォニーは同時に複数の独立した旋律が絡みます。和声/ハーモニーは伴奏や和音の組み合わせで旋律を包みます。

歴史と例

グレゴリオ聖歌はモノフォニーの代表的な例です。古代から中世にかけて、宗教音楽の場面で主旋律が歌われ、後の時代に入るにつれてポリフォニーが発展しました。近代のアカペラやボーカル・デモンストレーションでも、モノフォニーの響きを意図的に取り入れることがあります。

日常での見分け方

聴いたとき、耳に入る音が一つのメロディーだけかどうかをチェックします。複数の独立した旋律が同時に鳴っている場合はモノフォニーではなく、ポリフォニーやハーモニー寄りの演奏と判断します。ただし現代曲では主旋律の上に伴奏の和音が重なる場面もあり、その場合はモノフォニー寄りの仕上がりと捉えることができます。